こんにちは!先週に引き続き今週もウィーン少年合唱団の来日公演レポをお送りします。
先週は最後に前半プログラムを紹介しましたが、実は来日公演は2パターンのプログラムがあり、スタッフが行った回はプログラムAでした。
プログラムBではライオンキングやいきものがかりの曲を披露したそう。
そちらも見られたらよかったのですが・・・
プログラムA
第1部
オルフ:《カルミナ・ブラーナ》より「おお、運命の女神よ」
ヴィアダーナ:正しき者よ主によって喜べ
メンデルスゾーン:羊飼いはよみがえられた
ハイドン:オラトリオ《天地創造》より「天は神の栄光を語り」
ブラームス:《3つの宗教合唱曲》より「喜ばしき天の女王」
ブラームス:詩篇13番
ラウル・ゲーリンガー:死と愛
バンキエーリ:3声のためのカプリース、動物たちの対位法
第2部
ピアソラ:リベルタンゴ
カプア:オー・ソレ・ミオ
ロジャーズ:映画《サウンド・オブ・ミュージック》より「エーデルワイス」
滝廉太郎:荒城の月
山本正美(上皇后陛下御作詞):ねむの木の子守歌
岡野貞一:ふるさと
ヴィルト:Peace within(内なる平和)
オーストリア民謡:納屋の大戸
ヴンシュ:今日、天使たちがウィーンにやってくる
ヨーゼフ・シュトラウス:水兵のポルカ
J. シュトラウスⅡ:雷鳴と稲妻
J. シュトラウスⅡ:美しく青きドナウ
有名な曲が多いので、タイトルでぴんとこなくても聞けば分かるものなどあると思いますよ!
何よりも、少年合唱団は曲を知らなくとも存分に楽しめるということをお伝えしたい。
目を瞑って歌声に集中するのもいいですが、歌う少年たちの姿も見ているといろいろな発見があります。
ちらちら隣のお兄さんを見る小さい子。人一倍大きく揺れながら歌う子。逆に微動だにせず歌う子。
先生はピアノ伴奏をしたり、指揮をしたり。
曲の合間には少年たちと先生が日本語で曲について説明してくれます。
台本も有りますが暗記してきている子がほとんど。まったく馴染みのない言語のセリフを暗記できるなんてやっぱり耳がいいんだろうなあ。
歌い終わるごとにぺこりとお辞儀。これまた三者三様で可愛らしいです。
私が一番好きだったのは「動物たちの対位法」。
少年たちが曲中で犬、猫、鳥の鳴き声をリアルに再現します。
唯一の日本人団員の子が犬の鳴き声を担当しています。猫の鳴き声担当の子と向き合いながら「ワンワン」「ニャーニャー」言う姿はなんとも微笑ましく、会場全体が微笑んで見守っていましたよ^^
そしてウィーン少年合唱団の十八番である「水兵のポルカ」や、日本の曲も。どれも発音が良く、歌詞がはっきりと伝わりました。
この日は追加曲とアンコールでプログラム以外の曲を4曲歌ってくれました。
優しい天使たちの歌声に癒され、梅雨も元気に乗り切れそうです!